EU、新電池規則が発効。他国の電池メーカーに影響か

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新電池規則が発効されたEU

欧州連合(EU)は新たな電池規則「Regulation (EU) 2023/1542」を発効した。欧州経済領域(EEA)で販売される電気自動車(EV)用電池および産業用電池は今後、カーボンフットプリントの申告と表示、電池の情報を電子的に記録した「電池パスポート」の実装、欧州での回収・リサイクルなどが義務づけられる。

同規則は、電池の生産からリサイクルまで、『ライフサイクル全体を規定する世界初の規則』であり、世界のEV用電池産業の発展に大きな影響を与えるとみられる。

EUは、中国や韓国、日本のEV用電池メーカー、特に中国にとって重要な市場となっている。調査会社SNEリサーチによると、2022年に欧州市場で販売されたEV用電池のうち、34%が中国製だったとのこと。今回EUで新たな電池規則が施行されたことにより、中国メーカーの輸出コストが増加する可能性がある。

また、EUの新たな電池規則は、中国で施行されている電池規則「新エネルギー車用動力蓄電池のリサイクル管理に関する暫行弁法」よりも要件が細かく厳しい。EU域外のメーカーが今後も欧州市場で優位性を発揮するためには、できる限り早くEUの新たな電池規則に対応する必要があるだろう。もちろん日本や韓国のEV用電池メーカー(EV本体も)にとっても同様の対応が必要になるのは必須である。

36Kr JAPAN記事より抜粋

 

“EU、新電池規則が発効。他国の電池メーカーに影響か” への1件の返信

  1. このEUの規則は急激に台頭してきた中国、日本、韓国(特に中国)のEVおよびバッテリーを排除したいという思惑が見え隠れする規則ですね。
    ヨーロッパは自分が不利になるとすぐレギュレーション変更で自分に有利になるようにすると感じています。やっぱりなという感じです。皆さんはどうお感じになられましたか?SCN:伊東

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