太陽光発電駐車場(ソーラーカーポート)

太陽光発電駐車場(ソーラーカーポート)について
空き地での太陽光発電設備の導入は進み、未開発適地は減少しています。また、建物屋根上だけでは十分な再エネ電力を得られない場合もあります。そのようななか、駐車場に設置できるソーラーカーポート に注目が集まっています。

自家消費型の太陽光発電設備導入のメリット

ソーラーカーポートとは
●「ソーラーカーポート」とは、カーポートの屋根として太陽光発電パネルを用いるもの(太陽光発電一体型カーポート)、あるいは、カーポートの屋根上に太陽光発電パネルを設置するもの(太陽光発電搭載型カーポート)を指します。

●カーポートを設置することで、駐車場の駐車スペースを確保したまま、駐車場の上部空間を利用した太陽光発電を実現できます。

ソーラーカーポートの優れた点と注意点
<優れた点>
●土地の有効活用が可能なこと駐車場の上部空間のみを利用するため、駐車スペースを圧迫せずに発電可能
●需要施設の敷地内に発電適地があること駐車場は電力需要施設に隣接しているため、自家消費が容易であること
これに付随し、以下などが挙げられる

(※1) ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)は、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した建築物のこと。PEB(ポジティブ・エネルギー・ビル)は、年間の一次エネルギー消費量を上回る発電を行うことを目指した建築物のこと。

<注意点>
ソーラーカーポートは、建築基準法上の「建築物」に該当します。そのため、建築基準法に則った設計・施工・監理が必要です。土地に自立して設置する太陽光発電設備は、建築物に該当しないもの(※2) とされており、運用が異なりますのでご注意ください。

(※2) 「太陽光発電設備等に係る建築基準法の取扱いについて」(国土交通省;平成23年3月25日)より