トヨタのEV戦略発表、なぜ5年以上も先の製品発表をしたのか?知人との会話

私しSCN:伊東が最近のトヨタ社EV発表について、知人Aさんとの会話から抜粋した内容を記載します。

【知人A】トヨタ社が5〜6年後を目処にやっと全固体電池EV【充電10分1200キロ】を出すって発表したよね。凄いことだし流石だと思うけど、営業的にはどうなんだろう?
ここ数年でどんどん優秀で安くなる改良リチウムイオン電池EVも数年後に出すらしいけど、どんなに補助金出されても全固体電池EVが発売されるまで買う気は起きないんじゃないかな?どう思う?

【伊東】たしかにそうですよね。補助金出るって言ってもガソリン車の倍近くの価格になってしまいますし、寿命も8年程度と言われているので、将来的に性能が良くて価格も安くなると言われていれば買い控えしてしまいますよね!

【知人A】トヨタの発表、株主総会の時に発表したらしいので、株価対策ってのもあるんじゃないかと思ってる。

【伊東】さんざんトヨタはEV遅れてるって叩かれてましたもんね。

【知人A】それと、株価対策だけでは無いと自分は見てるんだ。たぶん中国、欧米のEVへの牽制だと見ている。こんな発表をすれば、堅実なトヨタだから、発表した全固体電池EVを確実に販売してくると世界中が思う訳で、そうすればトヨタ自身のEVも売れなくなるけど、それ以上に中国、欧米のEV販売に大きく影響すると思うんだよね。

【伊東】なるほど。こんな発表をしてしまったらトヨタ自身のEVが売れなくなり、株価対策としては愚策だと思ってましたが、EV車の投入が遅れている分、他国のEV販売を抑制し時間を稼ぐ戦略に出たのかもしれませんね。

【知人A】そう、他国のEVを牽制しつつ、将来の全固体電池EVやFCV、水素エンジン車などの開発を加速させたいんじゃないかな?それと今買うなら、将来劇的に性能が向上して且つ安くなるEVより環境にも配慮されたトヨタ始め日本勢が得意なHVやPHVを現実問題として販売を伸ばしたい広報戦略じゃないかと思っているんだよね。

【伊東】ああ、だから最近の報道にあった販売予定のEVは、ターゲットが違うEV軽バン【営業車に最適】を急にトヨタ、ダイハツ、スズキの3社合同で今年後半に出すんですね。一般に普及させるEVは5年後の全固体電池車を主眼に置いていて、それまでは短距離営業用のEV軽バンで台数を稼ごうという腹積りかもしれませんね。

【知人A】そうそう、それと5〜6年後の全固体電池EVの他に2年後、さらにその数年後に大幅に改良されたリチウムイオン電池EVも出すと言っているのも、確実に他国EVへの牽制報道だと見ている。そしてトヨタ社は本当に出すのだと思う【ただし爆発的な販売を目指すのではなく他国EVへの牽制商品として】。どう思う?

【伊東】なんかトヨタ一人で戦っていますよね。日本国も全面バックアップしてほしいと思うし、メディアがもう少し正当に報道してほしいと思いますね。伊東的にはメディアが国外のエージェントになってしまっているのじゃないのかという報道が散見され、大変心を痛めています。

【知人A】そうだね。私はカーボンニュートラル運動自体がかなり政治的なものじゃないかと思っているんだよ。現状のEV推進にしてもね。世界における日本のCO2排出割合は3%で、トラックや飛行機を含む運輸部門がその15%なんだよね。もし日本全体の車を全部EVに置き換えてもその比率での効果しかない!その割合は日本以外もそう変わらない程度なのに、ヨーロッパのEV全力推しは、HVに強い日本車潰しとしか見えないんだよね。どう思う?

【伊東】はい、いろいろ調べていて、EVを推進しても電力がCO2フリーにならないと、まったく意味がありませんし、おっしゃるようにHVに強い日本車潰しの政治活動だと思えてなりません。
それでも地球全体の環境を考え、新しい技術を獲得する為にはカーボンニュートラル活動は日本産業界にとっては無駄なものではなく、チャンスでもあると思っています。

【知人A】そうだね、トヨタ社のようにじっくりと真面目に、技術で日本勢が一丸となって勝負してほしいよね!

SCN:伊東

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