福島県浪江町、町内産水素を使用した燃料電池スクールバス導入、国内初

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福島県浪江町は2023年4月14日、水素を活用した燃料電池(FC)を搭載している「FCスクールバス」を国内で初めて導入した。町内産の水素を使い、なみえ創成小・中の児童生徒の送迎で使用する。水素社会の実現を推進し、子どもたちの環境問題に対する興味・関心を高めていく。同日、同校で完成お披露目会が開かれた。

トヨタ製の燃料電池バス、テープカット

トヨタ自動車が小型バス「コースター」を1台リースした。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の補助金を活用して導入した。満充填(じゅうてん)の9・7キロの水素で約380キロ走行できる。定員は20人。Wi―Fi(ワイファイ)やコンセントを備え、タブレット端末を使った学習などに役立てる。水素の充填は町内の浪江水素ステーションから行う。

外観のデザインは同校の児童生徒からアイデアを募り、町地域おこし協力隊の加賀美子さんが手がけた。浪江の海と空をイメージした色に、明るい未来や平和を願う虹を描いた。子どもたちの登下校や、校外学習の送迎などで活用する。

実証試験も兼ねており、町は走行状況をトヨタに伝え、将来の商用化に向けた課題解消につなげる。町は災害発生時の利用も見据える。町職員が災害現場で対応に当たる「動く災害対応室」や避難所、被災場所での大規模給電車両としての活用を検討しているとのこと。

福島民報オンライン記事より抜粋

 

 

 

 

 

 

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