エネオス、水素の常温輸送を実現へ

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ENEOSホールディングス(HD)は水素を石油タンカーで常温輸送するための技術を2025年度にも実用化する。
トルエンに水素を結合させた液体を製造する実証設備を2月に稼働。商用生産に向け、25年度にも装置を大型化する。

液体有機水素キャリア(LOHC)法を用いて水素の貯蔵・輸送図

①トルエンに水素を反応させてメチルシクロヘキサン(MCH)に転換し、このMCHの状態で水素を貯蔵・輸送します。トルエン、MCHともに常温・常圧で液体状態です。MCHは、修正液の溶剤など身近なところで使用される、化学物質としてのリスクが低い化学品です。液体のMCHは、水素ガスと比べると体積当たり500倍以上の水素を含んでいるため効率よく水素を運ぶことが出来ます。

②水素の輸送先、すなわち水素利用地で、触媒を用いる脱水素反応によりMCHから水素を分離して、需要家に供給します。脱水素反応で得られるトルエンは再びMCH生成の原料として利用します

特徴

1. ハンドリングが容易
水素は、究極のクリーンエネルギーとなりえますが、その輸送が課題であるといわれてきました。水素をトルエンと反応させて得られるMCHは、常温・常圧の液体であるためハンドリングが容易です。

2. 既存の石油流通インフラの利用が可能
MCH、トルエンとも、消防法でガソリンと同じ扱いができるため、既存の石油流通インフラが活用可能で、設備投資を極力抑えることができます。

3. 水素貯蔵・輸送のリスクを低減
SPERA 水素システムは、水素の大量貯蔵・長距離輸送において、リスクを石油製品なみに低減することができます。

日経新聞社ニュースから抜粋

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