福島、浪江町に水素ステーションCO2排出量ゼロを目指す

福島県浪江町の棚塩産業団地に開所した、移動式の水素ステーション。

東日本大震災で被災した浜通りの12市町村で、次世代エネルギー・水素の普及を目指している。
供給する水素は「福島水素エネルギー研究フィールド」で製造。タンクには燃料電池自動車3台分を充填できる水素15キロを積載している。
移動式の水素ステーションは、浪江町と福島市で営業を予定している。
浪江町・吉田数博町長:「地産地消といいますか、ここで作ったものをここで使えれば、大変これからゼロカーボンを目指す町としては非常にありがたいと思っています」
2050年までにCO2の実質排出量ゼロを目指す浪江町では、再生可能エネルギーの利用が進んでいる。
『道の駅なみえ』では、町内で作られた水素を燃料電池にして電気を作っている。その際に発生する熱で温水に。また、水素をはじめ太陽光や風力で生産した電気を施設内の照明などに利用している。
再エネ利用100%を目指し、2022年1月からは日産自動車と協定を結んだ。
日産自動車・鈴木健太さん:「天気が悪い時とか道の駅が多く電気を使っていて、全体としての再生可能エネルギーが十分供給できないような時に、車から放電してあげる形になっています。電気を使うものにもなりますし、電気を供給してあげるものにも電気自動車は両方役割としては果たすことができています」
エネルギーの地産地消でゼロカーボンシティの実現へ。
浪江町の未来に向けた取り組みが続いている。

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