オリックスなどEV充電5万基設置へ 政府目標の3分の1

オリックスは電気自動車(EV)向け充電器事業に参入する。ソフトバンク発のスタートアップでEV充電システムを手掛けるユビ電(東京・港)と連携し、両社で2025年までにEV向け充電器を取引先の駐車場などに5万基設置する。政府目標の3分の1の規模に相当し、達成すれば国内最大規模となる。EV普及に向け、出遅れていた充電インフラの整備が進み始めた。

 ユビ電は、マンションやホテル・旅館、商業施設など、さまざまな施設の駐車場向けに、EV充電サービスの管理・運営を展開しています。すべてのEVやプラグインハイブリッド車に対応し、利用手続きから料金精算までをスマートフォンのアプリで完結できる充電サービス、「WeCharge」を提供しています。

WeCharge 概要図

オリックスグループは、グループで運営するホテル・旅館、開発する分譲マンションや物流施設などへ「WeCharge」を随時導入します。オリックスグループはユビ電へ出資し、グループのさまざまな事業へのEV充電サービスに関する協業・連携強化を図ります。

 また、オリックス自動車はユビ電と提携し、法人のお客さま向けにEV充電サービスの拡充を目指します。リースやレンタルでの車両調達やEV充電設備の導入を提案するとともに、導入後の充電利用の分析や車両メンテナンスなどの一元管理をワンストップで提供します。
 また、「WeCharge」の充電料金をオリックス自動車オリジナルの燃料給油カードで決済可能にすることで、ガソリン車からEVなど、複数の車両管理が必要なお客さまの管理業務の効率化を図ります。

日経新聞

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