東芝、タンデム太陽電池で世界最高効率 EVが無充電で37キロ、量産目指す

試作品のタンデム太陽電池

 太陽電池のうち、セルを重ねる「タンデム型」をめぐって、世界最高の発電効率を達成したと、東芝が27日発表した。発電面積(セルサイズ)を拡大したことで実現したもので、同社自身の数字を1.1ポイント引き上げ、9.5%とした。
 今後セルサイズを段階的に大きくし、最終的には市販されているシリコン太陽電池と同サイズの数インチ級のセル製造技術を確立し、量産を目指す。

仮にEVに電池を搭載した場合、充電なしで1日約37キロメートルの航続ができると試算している。
透過型の太陽電池は、自動車の屋根やガラスに載せるなど、モビリティーへの実装も期待されている。
技術成果は10月開催の国際展示会「CEATEC 2022」で披露する

電波新聞

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