東邦ガス、MOFでCO2分離回収、消費電力8割減

【SCN投稿記事のスタンス】←タッチしてご確認ください。


金属有機構造体(MOF)

東邦ガスは金属有機構造体(MOF=写真)で二酸化炭素(CO2)を分離回収する実証試験を始めた。同社が研究する物理吸着と膜分離方式を組み合わせた手法と比べ、分離回収に必要な電力消費量を8割削減する目標を掲げる。まずはラボスケール(実験室規模)で試験し、2030年までに規模を広げた試験に拡大するとのこと。

ボイラや工業炉などガス機器の排ガスから分離回収する想定で取り組む。濃度10%以下のCO2をMOFで回収し、100度―150度Cの工場排熱を使って分離する。取り出したCO2は、都市ガス原料のメタンや工業用材料に使えるとのこと。

MOFは気体を選択的に回収・貯蔵できる特徴を持つ物質。分離回収に使うMOFは、同素材を得意とするSyncMOF(シンクモフ、名古屋市千種区)と連携して製造するとしている。

日刊工業新聞記事から抜粋

コメントを残す