COP28で「日の丸技術」をPR

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国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)の会場で、日本企業が脱炭素につながる次世代型の太陽光パネルや水素技術などをアピールしている。世界中の首脳や企業関係者らが集まる場で高い性能を売り込みが行われた。

COP28でPRされた日本の技術

COP28の会場には各国がパビリオンを設けており、環境省の「ジャパン・パビリオン」には日本の14事業者が出展。

その中で注目が集まっているのが、太陽光発電に関連した技術だ。ドバイ中心部は高層ビルが林立し、屋根に置く従来型の太陽光パネルの設置場所は限られる。こうした課題が解決できれば、他の先進国の都市でも採用が期待できる。

パナソニックホールディングス(HD)は薄くて軽く、折り曲げることができる「ペロブスカイト太陽電池」を展示している。建物の壁面を使って発電することができ、5年以内に量産する計画だ。

AGCは、ガラス建材と一体化させた太陽電池をアピールしている。ガラスのサイズや太陽電池のセルの配置を自由に選択でき、建物のデザインの柔軟性を維持できるという。

インドや東南アジア、アフリカ、中東諸国のエネルギー消費量は2022年比で50年に3~5割の増加が見込まれる。世界的な脱炭素化にはこうした国々の取り組みが欠かせず、二酸化炭素(CO2)の排出対策や省エネ技術の展示も目立つ。

12分の1の大きさの水素ガスタービンを来場者に説明する三菱重工の担当者

三菱重工業は、天然ガスに水素を混ぜて燃やすことで、火力発電所のCO2排出量を減らす技術を展示している。欧州などでは脱火力発電が進むが、コストなどを考慮して当面は火力に頼らざるを得ない国も多い。西岡映二・渉外担当課長は「新興国の脱炭素への移行に貢献していくことが重要だ」と話した。

読売オンラインから抜粋

“COP28で「日の丸技術」をPR” への1件の返信

  1. どこかの辛辣な記事に『COPを日本は環境ビジネスの展示会と勘違いしている』と揶揄していましたが、たしかにそういう見方もありますし、本当にビジネスチャンスとしているのかもしれません。でも私くし的には”脱炭素”、”カーボンニュートラル”自体が環境ビジネスで広がった面が大きいと思っていますが、皆さんはどうお感じになられましたか?SCN:伊東

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