パナソニック、家庭でグリーン水素発電 35年にも実用化目指す

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パナソニックホールディングス(HD)は製造時に二酸化炭素(CO2)を出さない「グリーン水素」を家庭で自給自足できる装置を2035年にも実用化する。屋根などに設置して太陽光で水を分解して作る。一般家庭を想定した製造装置は世界でも珍しい。都市圏に設けられる供給拠点から運搬がしにくい地方で水素の普及を後押しするとのこと。

メソ結晶基板に光を照射すると水を分解して水素を生成する

グリーン水素は太陽電池からの電気分解で水素を発生させるのではなく、写真の装置で電気を使わずに直接太陽光から水素を発生させるメゾ結晶電極を用いた水素発生装置を使うとのこと。
メソ結晶という規則正しい結晶構造の金属酸化物を塗布することで、太陽光を照射するだけで光触媒作用により水を分解して水素を生成可能。水素エネルギー活用までに、水素生成に電力を使ってしまう課題の解消が期待できる。今後、結晶構造の制御方法確立や装置の大型化に取り組み、2030年に試作機の提供を目指すとのこと。

生成したグリーン水素をタンクに溜め、下図パナソニック製の家庭用純水素燃料電池(水素対応エネファーム)を使って電気と温水を一般家庭で活用することを目指しているとのこと。

水素対応エネファームのしくみ

日経新聞から抜粋

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