首都高カーボンニュートラル戦略「CO2割減で持続可能な道路」に

CO2削減のため、ライトダウンしたレインボーブリッジ

2050年までに二酸化炭素(CO2)など温室効果ガス排出量を実質ゼロとする政府目標「カーボンニュートラル」に向け、自治体や企業の脱炭素化をめぐる動きが加速している。

政府は中間目標として、2030年度の温室効果ガス排出量を2013年度比46%削減するとしている。従来の削減目標を7割以上引き上げるもので、達成には技術革新や人々の行動変容が不可欠だ。CO2排出量の約5割は車の排ガスなど運輸部門と、家庭や事業所の冷暖房使用などだからだ。

首都圏の大動脈である首都高速道路では今年、「首都高カーボンニュートラル戦略」を発表した。

戦略では中間目標として2030年度のCO2排出削減目標を元年度比で約3割減の114万トンと設定。首都高の走行車(1日約100万台)からの排出量49万トン削減を目指し、事業活動による排出も半減させる。

同社では実現に向けた3つの基本方針として
①ネットワーク機能強化への新たなアプローチ
②社会インフラ企業としての自助努力
③グリーン社会との共創-を掲げる。この方針に沿って、電気自動車(EV)など「次世代自動車普及に向けた環境整備」や道路照明のLED化などによる「事業活動の省エネルギー化」など12の施策を進めるとしている。

Sankei Biz

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