三重・松阪市、マイクロ水力発電推進

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三重県松阪市(まつさかし)第一調整池にマイクロ水力発電施設設置、来年2024年2月に発電開始

マイクロ水力発電事業の㈱DK─Power(本社=大阪市、松浦哲哉取締役社長)と三重県松阪市との「地域脱炭素社会の実現に向けた包括連携協定」の締結式が11日午前11時半から市役所で行われた。同社が同市南虹が丘町の第一調整池にマイクロ水力発電施設を設置して運用し、売電収益の一部を市に還元するなどするもので、来年2月の発電開始を目指す。
同社は大手空調メーカー・ダイキン工業㈱(本社=大阪市)の100%子会社。ダイキン工業では、自社のモーター技術やインバーター技術を活用した管水路用マイクロ水力発電システムを開発し、2015(平成27)年に富山県南砺市で実証実験に成功、17(同29)年にDK─Powerを設立し、北海道から四国までの全国で自治体と協定を結んでマイクロ水力発電事業を手掛けており、今回の松阪市第一調整池が55カ所目。これまでに15県26市町村と同様の協定を結んでおり、同市が42番目の自治体となる。

年間132トンCO2削減 20年間で820万円還元

県内では初のマイクロ水力発電所で、同市阿波曽町の射和第一配水池(標高103メートル)と同市南虹が丘町の第一調整池(同41メートル)の高低差を利用して年間に240メガワット時の電力を発電する。これは太陽光パネル約960枚(約1200平方メートル)分、家庭用電力に換算すると約74戸分に相当。年間約132トン相当のCO2を削減できる計算になるとのこと。
経産省のFIT制度(固定価格買取制度)を活用できる20年間は、自治体側の費用負担は発生せず、同社から売電収益の一部として20年間で約820万円(年間41万円)を還元。行政財産使用料として年間約3万円と合わせて、市の企業会計に納付される。その他、固定資産税も納められる。20年経過後のことはこれから決めるとのこと。

三重新聞記事から抜粋

 

 

 

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