太陽光パネルを“垂直設置”する新システム、少面積でも太陽光発電可能に

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垂直ソーラー発電システム

エア・ウォーターは2023年4月13日、ドイツの両面受光型太陽電池モジュールメーカーであるLuxor Solarの日本法人ルクサーソーラーと共同で、駐車場併用タイプの垂直ソーラー発電システム「VERPA(ヴァルパ)」を開発したと発表した。日本市場を対象として同年5月から販売を開始する。

開発した垂直ソーラー発電システムは、両面受光型の太陽光パネルを、地面に対して垂直に設置する仕組みで、少ない設置面積で導入できるため、既存の平面駐車場などにも設置しやすい。地表からソーラー発電モジュール下部までの高さを2m以上とすることで、ドライバーや歩行者の視線をさえぎらない形式で設置できる。建築物ではなく工作物となるため、市街化調整区域の駐車場にも設置可能だという。

ルクサーソーラー製の両面発電モジュール採用により、平置き型・傾斜型と比較しても年間発電量にほとんど差は無く、地面からの反射光によっては、垂直システムの方が優れた結果を示すケースもあるとしている。

1ユニット当たりの出力は、460W×2段の920W(横幅2280mm×高さ4633mm)で、10台×4列の駐車場(横幅30m×長さ39m程度)に導入した場合、パネル出力は36kWを確保できるとしている。

垂直型に設置するため、雪に強く、豪雪地帯でも導入が可能だという。台風や暴風雪などにも耐えるように、防風柵・防雪柵メーカーでもあるエア・ウォーターグループのホクエイが強度設計を実施。

販売対象地域は日本国内、全国地域。参考価格(総工事費)は30万円~70万円/kWを想定(補助金なしのケース)とのこと。

スマートジャパン記事から抜粋

 

 

 

 

 

 

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