双日バイオマス発電向けに植林(宮崎など九州3県)

ハコヤナギは植えてから5年程度で伐採できるという

双日は26日、宮崎県など3県で植林事業を始めたと発表した。成長後に伐採した木をバイオマス発電用の燃料として利用する。スギなどに比べて短期間で成長するハコヤナギを植える。荒廃した農地などに植林することで、土地の有効活用につなげて地方創生も後押しする。

子会社の双日モリノミライを通じて、宮崎県と山口県、岡山県で植林を始めた。ハコヤナギは成長が早い「早生樹」で、植えてから伐採できるまでに5年ほどしかかからない。成長に数十年ほどかかるスギに比べ、バイオマス発電の燃料用の木材として向いているという。ハコヤナギを安定的に供給できる国産燃料にしていく。

まずは3県の耕作放棄地やゴルフ場の跡地などで植林する。山間部よりも伐採などの管理がしやすいことから、地方の産業育成にもつなげる。5月末には北海道の十勝地方でも試験的にハコヤナギを植林する。将来的には東京ドーム2100個分以上にあたる1万ヘクタールほどにまで植林の規模を拡大したい考えだ。

日経より

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