急な寒波に思う。EVへの心配と欲しい装置やシステム

初雪でしょうか?ここ九州、島原でも平地でも下の写真のように外に置いていた車の屋根に雪がうっすら積もりました。とても寒いです。

こんなに寒いと、EV(電気自動車)は大変です。ネットでも雪に閉ざされたらEV車は大変だ!暖房はどうなってる?寒さに耐えられるの?電池切れはどうするの?等々いろいろな意見が交わされています。
我々の会(SCN)も中古の古いEVを使っていますので、この寒さは深刻です。
まずエアコン暖房を入れると可能走行距離が半分近くに落ちます。そして暖房を入れてもなかなか暖かくならない(新しいEV車はけっこう改善されているらしいのですが)。乗る時は防寒服でカイロを身につけ、手袋をして乗りますが、それでも足元が冷たいのはどうしようもありません。寒くなるとついガソリン車ばかりに乗っているのが実情です。
EV先進国の欧州では電気代が高騰し、この寒さでEVの走行距離が短くなり、つまり電費が極端に悪くなってしまって嘆き、EV利用が大変なことを動画サイトで沢山発信されています。

こうなるとガソリンも使い、緊急時にガソリン配布でしのげ、しかも環境にいいHV(ハイブリッド)やPHEV(プラグインハイブリッド)車が注目されるのは当然と言えば当然です。はからずもEVを選択した人も、なにが何でも環境と突っ張るのではなく、寒さ対策に下写真のようなカセットコンロファンヒーターや灯油ファンヒーターを使うのも一手です。寒いときは化石燃料での暖房も仕方ないと思います。(人間だって生きているだけで二酸化炭素吐き出しているのですから、二酸化炭素を全て遮断することは不可能なのです)

岩谷産業 カセットガスファンヒーター風暖 CB-GFH-5

この岩谷のカセットガスファンヒーターが面白いところは、ファンを回すのに電源が要らないところです。ガスで発電しながらファンを回しているのだそうです。3万円程しますが、なかなかの優れものです。

軽油8KW車用ヒーター

このヒーターは車載用でファンを回すのに車のシガレットからの電源が別途必要です。いろいろな種類が販売されていますが、ネットで調べたらだいたい1〜2万円程度のようです。

【注意喚起!】いずれにしろ、燃焼しての暖房ですので、火災に注意ですが、一酸化炭素中毒の心配があり、なにより換気が必須です。もしご使用の場合はくれぐれもご注意ください。

私が望むEV向け商品
どんどん普及するEVを快適に過ごすために、たとえば座席埋め込み、或いはトランクルーム設置で化石燃料(灯油やガソリン等)で暖房や緊急時の発電しての給電機能を持った商品を開発販売してもらえれば有難いのですが、どこか商品化しませんかね?
もちろんEVメーカーが緊急時対応ということでオプションで付けてくれるのが一番なのですが(それならPHEVにすればいいのか・・・)まあ、選択肢は多いに越したことはありません。
とにかくネット掲示板でもEVの寒さや電池切れを心配する声が大きいのですから、EVを推進している国にも対策を考えてほしいものです。
雪国が多い日本、また南国であっても気候変動で予期しない寒波に見舞われます。EV車が雪で閉ざされれば生命の危険もある深刻な状況になります。電力の配布はなかなか難しいので、灯油やガソリンを配布してもらうだけで命をつなげ、その後脱出できる動力を確保できる装置やシステムをぜひとも検討してほしいのです。命を守るというレベルでは二酸化炭素排出がどうのこうのとは言ってはいけません。もしもに備えた装置やシステムが必要なのだと思います。

SCN:伊東

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