省エネ住宅、賃貸物件にも 脱炭素、電気代高騰で注目

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エネルギー価格の高騰で、家計の光熱費負担が増える中、省エネルギー住宅への注目が高まっている。ハウスメーカー各社もエネルギー消費実質ゼロを目指す「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH、ゼッチ)」に対応した住宅を増やし、その動きは賃貸住宅にも広がる。脱炭素の観点からも関心は高まるが、初期費用もかさむため、専門家は「政府による補助金制度などのサポートの活用が不可欠」としている。

家の気密性などを高めつつ、太陽光発電などの再生可能エネルギーを組み合わせることで、エネルギー消費を実質ゼロにすることを目指すZEH。積水ハウスでは、令和3年d度の戸建て住宅の新規受注件数の92%がZEH対応している。

同社は賃貸物件にも対応を広げる。3年度のZEH化賃貸物件数は、平成30年度の22倍となる8501戸に拡大した。賃料は通常の物件よりも高く設定しているが、入居率はほぼ100%。担当者は「家を新築する場合、車と違って試乗ができないが、賃貸でZEHを体感いただけば、新築時にZEHを選択してもらえるのでは」と期待する。

積水ハウスが建設したZEH対応の賃貸住宅

建築費は従来の住宅よりもかさむ。新築一戸建ての場合、一般的に100万~200万円程度の費用増となる。ただ、積水ハウスの試算によると、年間の電気代が10万円以上安くなるケースもあるという。また、2050(令和32)年のカーボンニュートラル(脱炭素)を目指す政府も補助金制度などでZEH対応を後押しする。積水ハウスの担当者は「電気代が高騰する中、ZEHのメリットは高まっているのではないか」と話す。

大和ハウス工業も今年度から1~3階建ての戸建て商品はすべてZEHに対応。今年度は新築戸建ての約8割がZEH対応になる見込みという。また、パナソニックホールディングスは地方にもZEHを増やすため、工務店へのサポート体制を拡充。11月から認定工務店向けに国への補助金申請などをサポートする「ZEHソリューションセンター」を開設した。

ライフルホームズ総研の中山登志朗チーフアナリストも「全国にハウスメーカーと工務店は3・5万社以上あるので、普及の施策が必要。初期費用の負担を軽減する補助金制度などの現実的なサポートのさらなる充実が求められる」と指摘している。

産経新聞

“省エネ住宅、賃貸物件にも 脱炭素、電気代高騰で注目” への1件の返信

  1. 最近、東京都が推進して一躍有名になっているのがこの「ZEH(ゼッチと呼ぶらしいです)」。
    「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称で、エネルギー消費実質ゼロを目指す住宅のことを言うらしいです。

    太陽光発電は売電するのではなく、自宅で使い、エネルギーの自給自足を促す。その為に太陽光で発電した電力を蓄えるシステムが必要で、電力の消費を抑えるために完全省エネ住宅にするという考え方です。EVもこのシステムに加えて家庭の消費するエネルギーを太陽光の自然エネルギーのみにしようという試みですね、全ての家庭がそうなれば、カーボンフリーに一気に近づきますし、実現できれば本当に素晴らしい!

    SCN:伊東

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